「MacOS Catalina」が2019年10月にリリースされた。
最新のMacに適したOSとなるわけだが、旧型のMacを使っている場合はどうしたらいいのか?
不具合が心配でアップデートに踏み切れない方もいるでしょう。
僕自身、Macの中でも低スペックな無印MacBook2016を愛用中。
新しいOS Catalinaには魅力的な新機能も追加されていて、アップデートしたいけど不具合が心配で、なんとも歯痒い気持ちになるんですよね。
今回はMacBook2016をCatalinaにアップデートし、低スペックマシンでの使用感や不具合について検証していきます。
MacOS Catalinaについてはapple公式でご確認を。
もくじ
Catalinaの使用感は?不具合は?Mojaveからアップデート
せっかく新しい機能を使えると思っても、新MacOSへアップデートした途端に不具合が出たことありませんか?
アップデートに対応しているMacでも、製造年が古くてスペックが低いほど、不具合のリスクが高く感じてしまうものです。
Catalinaはどうなのか?
低スペックな無印MacBookの2016モデルを、MojaveからCatalinaへとアップデートしてみました。
MacBookのスペック
・2016年モデル
・1.3GHz Core m7
・メモリ8GB
・ストレージ512GB
アップデートするにあたって不安だった点
MacOSをアップデートするときに、やっぱり気になるのは以下の5項目。
- カクカクした挙動
- 使用中のフリーズ多発
- メモリ爆食いの恐れ
- SSD容量の圧迫
- バッテリーの減りの早さ
当然新しい機能が追加され、それらのシステムを既製のマシンに取り込むわけだから、負担が増えるのは間違いない。
それでも対応機種となっているMacの機種には耐えてほしい。そうであってほしい。という願いだ。
結果、目立った不具合はなしで使用感おおむね良好
アップデート前に不安だった前述の5項目を含め、僕の使用環境では目立った不具合はなし。
そもそもこのMacBookはサブ機で、メインはiMacを使っている。
基本的に負担のかかる作業はせず、インターネット・メール送受信・画像編集くらいなものだ。
さらにCatalinaの新しい機能である「Sidecar」を利用して、iPadをサブディスプレイ化するのも問題なしだ。
一番の目的だったSidecarを不具合なしで利用できたこと、これだけで満足なんだけども。。。
まあ求めるものの違いによって感じ方は違うだろうが、まさか無印MacBookでAdobe製品や動画編集をガシガシ使うのは無理があることはわかるだろう。
常識の範囲内でMacBookを使う者として、MacOS Catalinaへのアップデートは問題なし!と判断する。
あえて挙げるなら「バッテリーの減りの速さ」問題
これについてはWi-Fi環境や作業内容によって大きく左右されるもので、ましては処理速度など本体の性能やバッテリーの劣化によってもさまざまな結果になる。
全く同じ環境でアップデート前後を比較しなければ正確にはわからない。
恥ずかしながら“その”準備もせずにアップデートしてしまったので、同じ環境での比較は出来ず。
完全な“体感による主観”での感想は、ややバッテリーの減りが早く感じることがある。
とはいっても、5〜6時間程度はもってくれる印象。
一応モバイルバッテリーは常備しているので全く問題なく安心だ!
>>『Anker PowerCore Speed 20000 PD』MacBook/USB-Cも対応するモバイルバッテリー
MacOS Catalinaに対応するMacの型式/年式は?
頻繁に最新機種へ買い替えができない僕ら庶民にとって、新MacOSに自分のMacが対応しているのかどうかはとても気になります。
今回のMacOS Catalinaのアップデートに対応するのはこちら
- MacBook 2015以降
- MacBook Air 2012以降
- MacBook Pro 2012以降
- iMac 2012以降
- iMac Pro 2017以降
- Mac Pro 2013以降
- Mac mini 2012以降
このように、基本的には2012年以降のモデルにはCatalinaのアップデートは対応する。
詳しくはapple公式で確認ください。
MacBookをCatalinaにアップデートする方法
これ、MacBookの設定から案内通りに進んでいけば、誰でもアップデートは出来るはず。
でも置いておこう。実際にMacBookをCatalinaにアップデートした経緯をスクショで。
- まず「システム環境設定」から『ソフトウェアアップデート』を選択
- 必要な空き容量を確認して「今すぐアップグレード」を選択
- MacOS Catalinaが表示されたら「続ける→」を選択
- 使用許諾契約の条項を確認して「同意する」を選択
- 確認のポップアップで「同意する」を選択
- インストールされるディスクを確認して「インストール」を選択
- Macの管理者としてのパスワードを入力
- パスワードを入力したら「OK」を選択
- Catalinaのインストールが始まり残り時間が表示される
- インストールの準備ができたら「再起動」を選択
- 任意でデータ共有にチェックして「続ける→」を選択
- スクリーンタイムについて説明があり「続ける→」を選択
- 再起動が完了してCatlinaがMacに設定される
- MacOS Catalinaへのアップデートが完了
このように、画面の指示通りに進めるだけでアップデートはかんたんに完了します。
所要時間はおよそ1時間ほど、時間に余裕があるときにアップデートするように!
MacBookをCatalinaにアップデートしてよかった
新しいMacOSが発表されるたび、アップデートしようかどうかをMacとにらめっこしながら考えるものです。
でも今回のMacOS Catalinaには「Sidecar」というiPadをサブディスプレイ化する機能が追加されています。
アプリを使えばMojaveのままでも可能ですが、やはりそこは純正の機能を使いたい!僕自身がアップデートを急いだ理由はそこです。
それ以外に最新MacOS Catalinaには使用環境によって必要になる機能があるでしょう。
今回のアップデートで大きな不具合はなく、使用感もサクサクで問題なし、なんといってもノマド作業の強い味方である「Sidecar」を活用しまくってやります♪
ほんとにiPadとの連携力はヤバいです。
※2019年12月追記
Sidecar機能を実際に使ってみた本音をレビューしました